【社長ブログ vol.2】長岡スイミングが「骨粗しょう症・ロコモ対策コース」を始めた理由とは?
いつも長岡スイミングスクールをご利用いただき、誠にありがとうございます。
社長の藤田哲です。
本日は、2023年4月にスタートした、おとな会員向けの「骨粗しょう症・ロコモ対策コース」をスタートした背景についてお話させてください。
私は長岡京市で生まれ育ち、神足小学校・長岡中学校・乙訓高校を経て、関西大学法学部を卒業後、住友生命保険相互会社に入社しました。全国を転勤しながら37年間勤め上げ、2022年3月に定年退職。その後、地元長岡京に戻り、同年4月より長岡スイミングスクールの社長に就任しました。
住友生命時代には、健康増進型保険「Vitality」や「健康経営優良法人認定制度」の普及を通じて、企業の従業員様の健康支援に携わりました。この経験を活かし、地域の皆様に「健康増進」と「健康寿命の延伸」を届けることが、自分に課せられた新たな使命であると考えていました。
就任後、まず直面したのは、京都府の女性の健康寿命が全国平均を下回っているという現実でした。以下の図1・図2をご覧ください。
図1
図2
(出展:令和3年12月20日 厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」)
これらのデータは、健康寿命と平均寿命の差を縮めることが高齢者の健康課題を解決し、幸せな老後生活に繋がることを示しています。また、京都府の女性の健康寿命が長年にわたり全国的に低迷していることも浮き彫りになっています。
「どうすれば改善できるのか?」と考えた結果、当スイミングスクールを通じてこの課題に取り組むことが、地域社会への貢献になるのでは?と模索しはじめました。
中でも特筆すべきは、京都女子大学様とよもだ整形外科クリニック様との出会いです。取引銀行が主催するビジネスフェアで、京都女子大学様が展示していた「骨密度測定器」に注目したことがきっかけでした。銀行様のご紹介で中山副学長や宮脇栄養クリニックセンター長にお会いし、新コースの概要と自社イベント「骨密度測定会」の共催をご提案したところ、快くご承諾いただき、「骨粗しょう症・ロコモ予防対策コース」の開設に繋がりました。
また、よもだ整形外科クリニック様との出会いも重要な転機でした。前職時代から悩まされていた頸椎の痛みが、京都への転職を機に同クリニックでの治療で劇的に改善したことが大きなきっかけです。院内の明るい雰囲気や活気ある環境に感銘を受け、「将来、整形外科の先生と共同で何かコースを作る機会があれば、このクリニックにお願いしたい」と強く思うようになりました。
その後、京都女子大学様との連携によりスタートした「骨粗しょう症・ロコモ予防対策コース」の医学的監修を四方田先生にお願いした結果、快諾いただき、信頼性の高いプログラムが実現しました。
こうして2023年4月、「骨粗しょう症・ロコモ予防対策コース」がスタート。このコースは、京都女子大学様の栄養学的視点、よもだ整形外科クリニック様の医学的監修、そして専門インストラクターや経験豊富なコーチ陣の協力によって支えられています。
・DUKE更家式ウォーキングレッスン(MAOインストラクター)
・機能改善ストレッチと姿勢改善ピラティス(山内インストラクター)
・呼吸を深めるベーシックヨガ(HIROKOインストラクター)
・骨密度を高めるストレッチメニュー(よもだ整形外科クリニック監修、山本コーチ作成)
・既存の水中メニュー(アクアウォーク、アクアビクス)
これらのプログラムを通じ、現在では50名以上の会員様が健康寿命延伸に向けてコツコツと努力を重ねています。
さらに、毎年春に開催する「骨密度&ロコモ度測定会」は、地域の皆様に健康課題を身近に感じていただける場です。このイベントでは、骨密度測定や栄養指導、整形外科医のセミナー、ストレッチレッスン、企業協賛ブースなど、多彩な内容を無料で体験していただけます。昨年のASICS様による歩行姿勢分析や糖尿病進行の疑似体験は、大変好評をいただきました。
「骨コツコース」をはじめとする取り組みを通じて、地域の健康増進に寄与していきたいと考えています。このブログを読んで興味を持っていただけた方は、ぜひ次回のイベントや新コースにご参加ください。皆様とともに、健康的で充実した未来を築いていけることを楽しみにしています。